1954-05-07 第19回国会 参議院 本会議 第42号
その後交渉が中絶をし、使節団も帰国したような状況にあり、更に又この問題に関し、フイリピンのガルシア外相、ラウレル全権等もそれぞれ局面打開の発言を行なつているようでありますが、その後の経過について、この機会に外務大臣から御報告を求めたいと思います。 以上を以て緊急質問を終ります。(拍手) 〔国務大臣緒方竹虎君登壇、拍手〕
その後交渉が中絶をし、使節団も帰国したような状況にあり、更に又この問題に関し、フイリピンのガルシア外相、ラウレル全権等もそれぞれ局面打開の発言を行なつているようでありますが、その後の経過について、この機会に外務大臣から御報告を求めたいと思います。 以上を以て緊急質問を終ります。(拍手) 〔国務大臣緒方竹虎君登壇、拍手〕
○並木委員 交渉には波がある、しかし最終的にいい結果を得ればいいのだという大臣のお言葉でありますけれども、しかし昨日村田全権とラウレル全権との会談の結果は、フイリピン側から口上も出ております。それにおいて、ほとんど今後賠償会談の再開は無益のものになるであろう、村田書簡に盛られた点については、フイリピン側としては検討の結果受諾することはできない、こういうふうにきつぱり断つて来ておるのです。
○岡崎国務大臣 ラウレル全権のエイドメモアールに対して、そのあとで共同コミユニケのようなものが発表されました。これは両全権の共同コミユニケで、この中で村田全権はこの一項、二項についてはすでに前述べた通りであるということを言つておりますが、その前に述べてあるというのは、要するに交渉の基礎になるものである。メモランダムはスターティング。
ラウレル全権また日本の村田全権、ともに、私個人といたしましてもフイリピンにおつた関係上よく存じ上げておりますけれども、いずれも私はごりつぱな方であるということを信じております。そういう方々が先に立つてやられるのですから、どうやら成立の見込みは十分あるというただいまの大臣の言葉を私どもも信じたいと思うのです。